ライズ北海道について

道内で最初に北海道新幹線はやぶさが見える知内のトンネル
2016-05-26

 

道民の夢、北海道新幹線開業

2016年3月26日10時58分、北海道民並びに全ての関係者にとって記念すべき歓喜の瞬間が訪れました。

同日6時32分に東京駅を出発した下りの一番列車[はやぶさ1号]が初めて新函館北斗駅に到着したその時、駅のホームは出迎えた多くの人々の歓声に沸きました。

東京駅から新函館北斗駅間(平均所要時間4時間19分、最速4時間2分)826.5kmの距離が一気に縮まった瞬間でした。

1973年、全国新幹線鉄道整備法で北海道新幹線の整備計画が決定しました。尚、青函トンネルの掘削工事は新幹線整備の正式決定よりも先となる1964年に着工されましたが、過去に例を見ない世界最長(当時)の海底トンネル計画とあり、殉職者34名を出すなど、工事は想像を絶するほど難航を極めました。結果、当初10年の計画であった工事は24年もの歳月を費やすこととなったのです。

そして来たる2016年3月26日、北海道新幹線整備計画の正式決定から実に43年もの時を経て、多くの関係者の努力と苦労が結晶となり、全ての想いが結実する瞬間を迎えました。

北海道経済にとっては希望の光となる北海道新幹線。その光を託された私たちは、ただ傍観し、ただ期待するだけではなく、より高い経済的効果がもたらされる様に全道民が結束し、北海道の観光資源、人、物そして「想い」を繋げていかなければなりません。

歓喜の時を迎えた今、改めて心から強くそう感じています。

 

所要時間、航空機との比較

さて、所要時間については、期待されていた「4時間の壁」を切ることは叶いませんでしたが、例えば朝6:32(始発)に東京を出た人が10:58には道南に着き、午後一杯をゆったりと北海道で過ごすことができる。それらの人々が食事、買い物、宿泊をすることによって北海道の経済が潤い、併せて観光資源が広く認知されることにより地域のブランド化が促進され、相乗的な経済効果がもたらされるものと期待されています。

航空機との比較についてですが、仕事を持つ人や学生にとっては気象条件によって航行に大きな影響を受ける飛行機の場合、タイトなスケジュールで来道するにはリスクが伴います。しかし、比較的に気象条件の影響を受け難く、安定的な移動を見込める新幹線を利用した場合、帰着の確実性が高いことから、例えば前後に予定があったとしても1泊2日での来道が計算できることになります。結果、日程的に余裕の無い短期滞在の観光客やビジネスユースを掘り起こすことに期待が集まります。

但し、冬季の安定性については今のところ未知数です。航空機との差別化を図り、新たな滞在のスタイルを確立することによって、より本州からの来道者を増やしていくためには、可能な限り新幹線の冬季運行の安定性を高めて貰い、日程的に余裕の無い短期滞在者の移動手段として優位性を保てる様、JR北海道には努力を願うところです。

新函館北斗駅から函館駅までの連絡も重要です。利用者の利便性を第一に考え、細やかな配慮を期待しています。

また、JR北海道ばかりに負担を強いるのではなく、地域が積極的に観光振興に取り組み、北海道新幹線の乗車率向上に寄与することが重要だと考えます。JR北海道の収支を少しでも早期に改善できるように皆が協力し努力することによって、自然全ての関係者に利益がもたらされるであろうことは想像に難くありません。

北海道新幹線開業PRキャラクターのどこでもユキちゃん

 

北海道新幹線開業で賑わう道南

報道にもあったように開業日には各地で北海道新幹線の開業を祝うイベントが開催され、大きな賑わいをみせました。


木古内町の道の駅、みそきの郷きこない

(photo:道の駅 みそぎの郷きこない)


北海道で本州からの下りの新幹線を始めに迎える駅の町、木古内町の[道の駅 みそぎの郷 きこない]では、北海道新幹線開業の2日間で計9千人もの来場者を記録、開業2日目の3月27日には1月13日のオープンから早くも7万人もの来場者数を達成し、予想を大幅に超える人々が訪れている状況です。

 

かき小屋知内番屋

(photo:かき小屋知内番屋)


木古内町の隣、青函トンネル北海道側の玄関口である知内町では同町の特産品であるカキを炉端形式で堪能できる[かき小屋知内番屋]を開設。1月のオープンから僅か1ヶ月で2,000人もの来店者が訪れるという盛況ぶりを呈しています。

 

新函館北斗駅の駅舎

(photo:新函館北斗駅)


新函館北斗駅では開業日の3月26日から6日間に亘って「北斗おもてなし祭」が催され、延べ15万人もの来場者がありました。

但し、全てが順調とは言えません。いまだに新函館北斗駅周辺の開発は進んでおらず、4月初旬の平日には早くも同駅周辺を歩く人影は疎らとなり、函館への中継地点という位置付けから抜け出せずにいます。

乗車数についてですが、開業から4月10日までの乗車率が27%に止まったとの報道もありました。スタートから非常に厳しい事業運営を強いられていることは晟かですが、JR北海道としては当初から長期的に赤字運営となる見通しを立てており、計画通りと言えば計画通りの数字でしょう。しかし、我々道民はJR北海道の当初計画を良い意味で覆せる様、努力を続けて行かなければなりません。

北海道新幹線を取り巻く状況は決して順調とは言い難い状況ですが、まだ道は半ば。

北海道が更なる発展を遂げるための「絶好のアイテム」を正に命懸けで作り上げて頂いたことに感謝し、渡された大切なバトンを我々道民がしっかりと受け取った上で前へ前へと進んでいかなければならない。そう強く感じています。

「チーム北海道」が一丸となって取り組むことで関東、東北との経済、文化の両面において、より一層交流が深まり、互いの強みを生かしながら連携することによって、これらの地域のみならず日本全体が更なる発展を遂げることに期待します。

木古内駅の駅舎

(photo:2016/8/15木古内駅)


 

当ブログ[ライズ北海道]について

当ブログタイトル[ライズ北海道]の「rise」とは「昇る」「昂る」「盛り上がる」「興隆」「繁栄」の意味を持つ言葉です。当ブログでは北海道新幹線開業で盛り上がりを見せる北海道が、これを機に経済、文化の両面において更なる発展を遂げるべく、北海道の玄関口となる知内町、北海道で下り列車を最初に迎える木古内駅を持つ木古内町、そして2030年に終着駅として接続される計画の札幌市を中心とした魅力あふれる北海道の食と観光に関する情報を発信しながら、北海道の振興を応援するために立ち上げました。

この地で生まれ、育んで貰った者、また企業として、母なる大地「北海道」への恩返し(貢献)が出来る様、日々皆さんに有用な情報を発信し、北海道の更なる発展に寄与して参りたいと思っております。

最後になりましたが、末永く当ブログをご愛顧を頂けます様、心よりお願い申し上げる次第です。

(ライズ北海道 編集部)